「身体のリラックスと感覚の集中」
首や肩、胸、背中などの余分な緊張をとると
「声」のコントロールがしやすくなります。
自然体で発声することが理想ですが、力みが生じやすいのも事実です。
たとえば喉の筋肉の過度の緊張は呼気漏れの原因になります。
また舌の緊張も伴います。
舌の緊張は首全体の緊張だけでなく、肩や胸、背中の緊張を引き起こし,
呼吸のコントロールも難しくなります。
喉の緊張が癖になっていると、力を抜く感覚が分からず発声が上手くいかないことがプレッシャーになり、ますます力んでしまう悪循環が起こります。
常にどこかに 力みを感じる、あるいはそれを指摘されるようであれば、緊張を弛める施術が効果的です。
まず「力んでいない身体」を体験することで、自分でもそれを再現できるようになります。
余分な緊張を弛めることで、喉頭の深部感覚も得られやすくなります。
また胸や背中の緊張が緩むと呼吸量が増え、息のコントロールも容易になります。
舌も意外なほどコリがあります。
口腔内からハンドトリートメントで緩めると、発声.発音、滑舌に効果的です。
また顎関節も適度にゆるめることで、口が開けやすくなります。
全身の調整で しっかりした身体の支えを作り 下半身が安定すると、
身体の軸の感覚が得られ、上半身が軽く、自由になります。
高校生以下
<音楽大学 音楽.芸術短大等の受験を目指す方>
受験期は練習時間も多くなり、疲れがたまりやすくなります。
疲れを残したまま練習することで身体に余分な力が入り
本来の力を発揮できないのでは本末転倒です。
心理的なプレッシャーで、心身のバランスも崩しがちな期間です。
本番に向けて、コンディションを調えておくことが大切です。
必ずではありませんが、初めてのご来庵は 保護者の方にもご一緒して頂くことをお勧めいたします。
ご本人だけでなく保護者の方にもコンディションを知って頂き、大切な時期のお手伝いが出来ればと思います。